クラウド使いこなそう
各クラウドストレージは、有料、無料で変わってきます。またデータを無制限に使えるストレージもあれば、使用容量が決まっているストレージもあります。使用可能な容量などのサービスの内容によって、料金が変動する事もあります。クラウドストレージを使用する際は、サービス内容を確認してから使うようにしましょう。
そして、無料の複数のサービスを利用すれば、大容量のデータをを課金なしで保存する事も出来ます。
個人でクラウドストレージを使う人はずいぶん増えてきました。ネット社会ですので、個人で使うならそれほど大きな容量はいらないので、無料で使えて、口コミ評判の良いサービスを選んで使っている人が多いのではないでしょうか? でも、使い方によってはクラウドストレージはアプリで異なるはずです。一度、ほかのサービスと比べてみてはいかがでしょう?
また、働き方改革や新型コロナウイルス感染拡大防止のため緊急事態宣言中は蜜を避けるためテレワークが推進され、オフィス以外で仕事をする機会が増えています。ですので、どこで仕事をしてもオフィスと同じようにチームでの情報共有や業務管理を行いやすい環境を構築することが求められるようになりました。アウトドアしながら仕事する人も増えてますね。
無料で使えるクラウドストレージの使い道は
クラウドは、クラウドサービス上で提供されているストレージサービスです。インターネット上に自分のデータを保存する場所を借りて使うことができます。クラウドを利用すれば、いつでもどこからでもファイルが手元にあるかのように編集したり操作したりすることが可能です。とても便利です。使いこなしている人は4,5個使ってる人もいます。
個人用のクラウドストレージは無料サービスが多く、沢山な有名なサービスもたくさんあります。しかし、無料サービスではかえって不安で使いにくいという人もいるのではないでしょうか? 無料サービスでも、多くのサービスは安心して使えます。法人向けのサービスとの大きな違いはセキュリティをどれだけ高めてあるかという点だといえます。そこで基本的なセキュリティ対策がされているものを前提に、個人の使用なら、無料か有料かで選ぶよりも、例えば容量から、あるいは機能からいくつかのサービスを比較し、使い方に適したものを選ぶのがよいでしょう。
個人の人で利用してる人は
- SNSや旅行、家族写真を撮影した動画や写真などを保存するために使ってます。スマホのメモリは皆様異なるのでメモリがいっぱいになってもデータを削除する必要はありません。
- 外出や出張、PCとスマホの間でデータを共有できる、スマホ、PCからも同じようにファイルを操作できます。
- ファイルのバックアップ、PCやスマホにトラブルがあったときにデータがクラウドにあればどちらからでも容易に復旧できますスマホ、PCの買い替えや故障でも復旧可能、機種変更にデータを保存しておいても便利だと思います。クラウドストレージサービスを利用すれば、重要なファイルもクラウド上にバックアップする事が出来ます。自宅のパソコン、会社のパソコン、また外出先からスマホでファイルにアクセスして仕事を進める事も可能です。仕事以外で、大量のデジタルカメラの写真や動画の保存先にしたり、スマフォデータのバックアップに活用することにも出来ます。
- クラウドストレージサービス上にフォルダを作成すると、パソコンだけでなくスマフォからフォルダにアクセスしたり、同じサービスを利用している他社ともデータを共有することができます。例えば複数人でプロジェクトを進める時などは、クラウドストレージ上にプロジェクト用の共有フォルダを作成し、プロジェクトメンバーを共有設定すれば、メンバーの誰でも最新のファイルにアクセスする事が可能になります。わざわざデータをメールで送って情報共有するなどという手間もなく、仕事を効率的に行うことが出来ます。
- 友人とのファイルや写真の共有にも使えます。動画や高解像度の写真など大きな容量のファイルをやり取りするときには、ファイルを保存した場所のURLを教えるだけで共有できます。
- 職場のPCとデータの共有、仕事に使うファイルをクラウドストレージに保管しておけば、リモートワークやテレワークで仕事をする場合にも便利です。ただし、この使い方にはセキュリティ上の問題があります。職場でクラウドストレージサービスを利用していれば、そちらを利用しましょう。
クラウドを選ぶポイントは
個人で利用するクラウドストレージを選ぶときには、重視するべきポイントや注意点があります、次のような部分がポイントになります。
無料プランの容量
最近は個人で扱うデータも大容量化してきているので、できるだけ容量の大きなものを選びます。できれば5GB以上あるといいでしょう。利用方法によっては無制限というところもあります。
有料プランにすれば容量が増えるサービスもありますが、1つのサービスで容量が足りなければ、いくつかのサービスを組み合わせて無料のまま使うという方法もおすすめです。
マルチデバイス・マルチプラットフォーム対応
個人でも、PCはWindows、スマートフォンはiPhoneなど、異なるOSの端末を持っていることは珍しくありません。OSや端末が制限されないサービスを選びましょう。自分だけではなく、家族や友人とデータをやり取りするときにも便利です。
サイバー攻撃によるリスク
近年、多くの企業が被害を受けている、標的型サイバー攻撃。クラウドストレージサービスでも、このような標的型サイバー攻撃による情報流出の可能性は、十分に考えられます。現在、残念なことに標的型サイバー攻撃を完全に回避する手段は、ありません。サイバー攻撃に対する個人でもでる対策は、アカウントやパスワードを難しく設定する事くらいです。サイバー攻撃に対するセキュリティは、基本的にサービスを提供している事業者側に依存することになります。サイバー攻撃によりデータが流出した場合、アカウント内部のデータは無事で、ユーザーアカウントのみ流出する事もあります。攻撃者は、入手したユーザーアカウントにパスワードクラックなどのパスワード解析ソフトを使い、アカウントとパスワードを一致させようとします。この時簡単なパスワードを使用していると、すぐにパスワードが解析され、アカウント内部へ侵入されてしまうことになります。そんな事態を少しでも防ぐ為には、パスワードを難しく設定しておくことが大切です。
PCやスマートフォン専用アプリの有無
クラウドストレージサービスにアクセスするときには、パスワードなどの認証が必要です。しかし、毎回認証を行うのは面倒なもの。スマートフォンやタブレットでは専用アプリがあれば、認証の回数が大きく減り、かなり楽になります。
同期や共有の方法、タイミング
ファイルのやり取りに使うことが多ければ、スマートフォンで撮影した写真や動画がいつクラウドストレージに同期されるかという点も重要です。スマートフォンで撮影した写真をすぐにPCで使いたい場合も多いからです。データはどのようなタイミングで自動同期されるか、手動での同期も可能かどうかも確認しましょう。
セキュリティ
個人のデータであっても、情報漏えいや不正な改ざんは避けたいものです。できるだけ堅牢なセキュリティのクラウドストレージサービスを選びましょう。また、2段階認証や複雑なパスワードなど、簡単にアクセスしにくいような対策も重要です。
サーバーダウンによるデータ消失のリスク
利用してるクラウドストレージのサーバがダウンしたとしたら、急いで必要なファイルにアクセスできないなんていう事態になることもあるでしょう。また、サーバがダウンするだけでなく、データが消失してしまうという最悪の事態も絶対にないとは言えません。そして、このようなデータ障害の原因のほとんどは防ぐことができない人為的ミスによるものです。したがって、起こる時には容赦なく起ってしまいます。クラウドストレージを利用する上では、このようなリスクを考慮しておく事はとても大切です。そこで、対策としては、必ずデータのバックアップを行いましょう。簡単な方法は、別の無料クラウドストレージにも、同じファイルもしくは、重要なファイルだけでもいいので、保存しておく事です。ただ、別の無料ストレージにバックアップを取ったとしても、同じようにサーバーダウンやデータ消失の可能性はないとは言いきれません。そのため、最も安全な対策は、ストレージの影響を全く受けない外付けHDDやSSDにバックアップを取ることになります。ただ、HDDやSSDを用意する事になるので、コスト面では多少負担になります。安全にHDDやSSDで対応するか、無料クラウドストレージを平行利用するかは、利用環境などを考慮して洗濯しましょう。
機密情報アクセスへのリスク
欧米では、テロ対策のために捜査機関が、企業の機密情報へ無断でアクセスできる法律とシステムが構築されているそうです。また、場合によってはサービスの停止指示や、サーバの押収の可能性もあり、実際の事例もいくつか報告されてきています。もしも、利用しているクラウドストレージで、サービスの停止命令や、サーバの押収のような事態が起こったとしたら、アカウントへアクセスできなくなったり、データの消失といったリスクは十分に想定できます。意外と知られていない事実ではありますが、セキュリティ意識をしっかりと持つ必要があります。ただ日本では、経済産業省が発行するクラウドセキュリティガイドラインにより、サービス停止や押収のリスクが、欧米よりも大幅に軽減されています。そのため国産のクラウドストレージサービスを利用する事で、リスクを少し軽減する事が出来ます。国産の無料クラウドストレージにも、Yahoo!ボックス、Firestorageなど、他にも様々なよいサービスがあります。無料クラウドストレージを選ぶ場合には、じっくりチェックして選ぶとよいでしょう。
個人で利用するクラウドストレージを選ぶときの注意点
無料プランの限界を確認して納得しておく
個人で利用するクラウドストレージサービスは、ほとんどが無料プランです。無料プランはどうしても有料プランよりも機能が低く、仕様にも限界があります。無料プランの限界を確認して、割り切って利用することも必要です。一定以上の機能が必要であれば有料プランを選びましょう。
仕事とプライベートは分けるのが前提
クラウドストレージがあれば仕事の持ち帰りにも便利なので、業務でも個人的にクラウドストレージを利用する人がいます。しかし無料プランでは、セキュリティ面が不安です。仕事に使うのであれば、セキュリティや容量などが確保されている法人向けの有料プランを使いましょう。
また、個人のクラウドストレージを仕事に利用するのはコンプライアンス違反になる可能性も高いです。上司に法人向けの有料プランへの加入を上申し、そのうえで利用するとよいでしょう。
おすすめの無料クラウドストレージ
MEGA
世界的には非常にユーザーが多いサービスです。機能も充実しており、無料プランでも50GBの大容量が確保されています。インターフェイスは日本語にも対応しており、主要OSには専用アプリが用意されているので、使いやすいでしょう。ただし、3ヶ月間利用しないとアカウントが消され、データも消去されるので、注意が必要です。他のクラウドストレージを利用していて容量不足と感じるのであれば利用しても良いかもしれません。
公式サイトはこちら MEGA
box
もとは法人向けのクラウドストレージサービスなので、セキュリティの高さには定評があり、国内でも大手企業が導入しています。外部サービスとも多数連携しており、さまざまなファイル形式に対応しています。操作も簡単で、個人でも使いやすいでしょう。無料プランでは10GBまでですが、有料プランになると100GBまで利用可能です。PC向けアプリは日本語非対応ですが、マルチプラットフォームで多くのOS向けのアプリが用意されています。
公式サイトはこちら box
Google Drive
Googleアカウントがあればすぐに使えます。GmailやGoogleドキュメントなど、Googleのサービスとシームレスに連携しており、AndroidスマートフォンやChromeブラウザと相性がいいこともポイントです。もちろん、iOSからも使えます。Androidスマートフォンのユーザーなら、無意識に使っているのではないでしょうか。無料で利用できるのは15GBまでで、足りなければ個人向けの有料プランもあります。マルチプラットフォーム、マルチデバイス対応で、専用アプリもあるのでスムーズに使えます。
公式サイトはこちら Google Drive
OneDrive
Windows 10やMicrosoft Office 365のユーザーなら、Microsoftアカウントですぐに使えます。無料プランでは5GBまでですが、Microsoft Office 365ユーザーなら1TBまで利用可能です。マイクロソフトが提供しているサービスなのでWindows 10やMicrosoft Officeとの連携は便利ですが、AndroidやiOSからも使えます。クラウド上に直接ファイルを保存し、操作するときだけPCにダウンロードするという機能もあります。
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Dropbox
Dropboxは利用者の増えているクラウドストージサービスです。無料プランでは2MBまで利用できます。Dropboxの特徴はその使いやすさにあります。PC/スマホ共に直感的な操作が可能で、ドラッグ&ドロップができたり、PCでスクリーンショットを撮った際にDropboxにそのまま保存できる機能もあります。スマホからDropboxへのアップロードも簡単です。また、ボタンひとつでファイルを共有できる便利な機能もあります。有料プランもあり、Dropboxプロでは月額1,200円で1TBまで保存できます。
公式サイトはこちら Dropbox
firestorage
アカウント登録なしではファイル共有サービスとして、また、アカウントを無料登録することで2GBのクラウドストレージとして利用できます。ファイルグループやメールグループなどファイルの共有に便利な機能や、firetoolsやphotostorageなどの細かな機能拡張アプリもそろっています。
公式サイトはこちら firestorage
Yahoo!ボックス
Yahoo!が提供しており、Yahoo!アカウントがあれば、誰でもすぐに5GBのスペースが使えます。さらにYahoo! BB会員であれば、容量が10倍の50GBになります。ただし、3年間アクセスがないと、データが消去されるので注意が必要です。パソコン、スマホで利用することができますが、スマホブラウザからのファイルアップロードには対応していません。
公式サイトはこちら Yahoo!ボックス
Tera CLOUD
Tera CLOUDは無料で10GBまで使うことができます。友達を招待することで半永久的に+5GBが付与されます。有料版では1TB,3TB,5TBから選ぶことができます。データセンターは日本国内にあり、一定の基準を満たした場所にデータが保管されています。データ転送が早くどの端末からもアクセスが可能なため、スマホからでもデータにアクセスすることができます。
公式サイトはこちら Tera CLOUD
無料でも最大100GBのファイルアップロードが可能 Giga File便
大容量の無料ストレージサービスで有名なのがGiga File便です。最大1ファイルにつき100GBまでのファイルをアップロードすることができます。アップロード回数に制限はありません。他人にファイルを共有したい場合、アップロード後に自動生成されるURLをコピーして送信するだけ。無料で利用できるクラウドストレージの中では大容量のファイルを扱うことができる数少ないクラウドストレージサービスです。ファイル保存期間は21日間ですが、一時的に大容量のファイルを共有したい場合に便利です。
公式サイトはこちら Giga File便
Apple iCloud Drive
Apple製品を普段から利用している人に使いやすいのがApple社のiCloud Driveです。
macOS Sierraでは、Macのデスクトップと書類のフォルダ内のすべてのファイルを自動的にiCloud Driveに保存することができるため、重要なファイルをクラウド上でバックアップできます。その他にもiCloud内でファイルのアップロード/ダウンロード、共有設定、削除したファイルの復元などを行うことができます。5GBまで無料で利用することができますが、それ以上の容量で利用した場合は以下の料金がかかります。・50 GB:¥130・200 GB:¥400・2 TB:¥1300
公式サイトはこちら iCloud Drive
Amazon Cloud Drive
書類や写真、動画、音楽を保管するオンラインストレージを利用するのであれば、AmazonのCloud Driveもあります。Amazonのアカウントが必要ですが、5GBまでは無料で、有料プランでは100GB年間2,490円で利用することができます。100GB以上の容量については、10GBまで1TB単位で選択することができ、10GB以上は20GB, 上限30GBで選択できます。Amazon Primeに加入しているのであれば、PrimePhotoというサービスで容量無制限にて写真を保存することもできます。
公式サイトはこちら Amazon Cloud Drive
Evernote
多彩な使い方をしたいのであればEvernoteをストレージ代わりとして利用しても良いでしょう。有料プランもありますが、Evernoteのベーシックプランでは無料で以下の機能を利用することができます。
- 60 MB の月間アップロード容量
- 2 台の端末にデータを同期
- Web ページ、画像、PDF をクリップ保存
- 画像に含まれる文字を検索
- 友人や同僚とノートを共有
- モバイル版アプリにロックを追加
- サポートはセルフサービス
- ノートをオフラインで使用(デスクトップ版のみ)
公式サイトはこちら Evernote
複数のクラウドストレージを使い分ける時代
これまで、個人のクラウドストレージ利用はスマートフォンのバックアップなど、プライベートな利用が主な用途でした。しかし、PCのバックアップやファイル共有など、ほかの用途も増えてきています。また、GoogleやMicrosoft、Yahoo!など、ほかのサービスと連携したクラウドストレージも増えてきました。これからは1つのクラウドストレージにすべてをまとめるのではなく、用途によってクラウドストレージを使い分けることをおすすめします。例えば、スマートフォンで撮影した写真や動画はGoogleドライブ、Officeで作成したファイルはOneDriveなどです。ファイルを作成しながらシームレスに保存できるクラウドストレージを作業の効率化に生かしましょう。
個人向け別におすすめするクラウドストレージをピックアップして紹介しました。
さまざまなクラウドストレージがあるからこそどれにしようか悩むところです。料金の有料、無料の違いや、サービス内容の違いなど違いをしっかり把握し上で、セキュリティの高さを第一にして目的に応じて選ぶと良いでしょう。
クラウドストレージサービスにおいて、セキュリティ対策はとても大切です。一歩間違えば、全てのデータが一瞬にして消失してしまう事にもなりかねません。そのような事態が起きても素早く対応出来るように、バックアッププランは万全にしておきましょう。特に無料クラウドストレージを使う際はしっかりとした対策をおすすめします。
データは重要なものなので、何かが起こる前に事前準備や対策を練っておくことが非常に大切と言えます。
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